消費者福祉特論

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  前期   2 藤井 千賀

授業の主題(テーマ)
社会福祉の市場化と消費者−−−介護保険を中心に−−−

授業の目標(講義概要)
1990年代半ば以降、社会福祉の構造改革と称して制度・仕組みの抜本的な見直しと転換が行われています。なかでも介護保険制度における「措置から契約へ」の転換は、利用者である消費者にも、事業者にも大きな意識の転換を求めるものでありました。契約に転換することは福祉に市場原理を導入することです。福祉サービスを必要とする高齢者が市場原理のなかで、利用者の利益保護、権利擁護が十分に守られているかについて検討します。

授業計画
第1回:新しい時代の福祉制度@高齢者保健福祉制度の変遷
第2回:          A福祉サービスの普遍化
第3回:          B「措置から契約へ」の意義
第4回:契約に関する適用法律@サービス利用者の権利擁護
第5回:          A保健・医療・福祉の一体化
第6回:          B権利侵害に対する救済制度
第7回:介護保険制度とサービス利用@保険料と介護扶助:減免制度、サービス評価
第8回:             A個別サービス利用
第9回:契約書の実際@利用者と事業者の契約            
第10回:       A契約における重要事項
第11回:       Bサービス提供時における利用者(家族)と事業者の関係
第13回:今後の課題
第14回:まとめ

評価方法
授業への参加度とレポートによって総合的に評価する

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備考